Don't a hero




「隆様。賢吾さまをお連れしました。装備は発注済みです。」





俺達が隆さんの近くに行くと、福留さんが無表情で言った。







「ああ!ありがとう。それにしても、ずいぶん早く着いたね〜。多分賢吾くんが一番乗りだ!」







隆さんがすごい速さでコンピューターを操作しながら言う。
















一番乗り…?









俺の他にも誰かいるのか…?














俺がそんな事を考えていると、隆さんはコンピューターを操作する手を止め、ゆっくり椅子から立ち上がる。





「さ、賢吾くん!ジェネラルルームへ移動しよう!皆が集まるまで、君は少し休んでて。」







隆さんは俺の背中を押しながら、エレベーターに向かった。





「君達は仕事に戻っていいよ。ありがとう。」






隆さんは顔だけ後ろを向き、少し笑みを浮かべながら福留さん達に言った。








「はい。では。」








2人はお辞儀をすると、隆さんは再び前を向き、俺を連れ、エレベーターに乗り込んだ。