重なる平行線

「まぁそれでだ。
美月、お前は過去に生きる意味を置いている。」

「…ん、なる、ほど」

死ぬことは私にとって、過去の否定。
特に自殺。
死なない、つまり生きることは過去に築き上げたものの、存続。
過去は、私にとっての生きる意義。

対義、だからイコール。
…改めて他者から言われると妙に納得する。

「生きる意味を過去に置いているんだ、美月は。」

「倒置で同じことを言われても。
要は、過去に執着してるってことでしょ」

今まで引いてきた線を、書き続けるのに躊躇っている。

それで問題なのが、「んで問題なのがその過去に対しての執着が薄れかけている、ってこと、だろ?」


…被るなぁ。

読心術でも会得したのだろうか。


「それで、何?さっきから続きがないよ」

「お前の生きる意味を、過去から現在にすりゃいいんだよ」

「……」
何かさらっと言ったね。

「あれだ、引っ越しだ引っ越し。」

「いや、じゃなくて…どうやって?」

「昔から今に変えりゃいいってこと」

「ごめん日本語でお願い。私実は日本人なの」