「どうしたの?」 優衣ちゃんは、隅っこのベンチに座っていた。 「昨日の続き」 あ…。 「で、埜和ちゃん気持ちははっきりした?」 昨日一晩考えてみて、自分でもわかった。 「私…好き、です…」 「じゃあ、もし相澤君も好きだったら?」 「それはないから!」 こんな私のことなんて好きな子なんていないから…。 「ずっとずっと片思いでいいから…」 「だって?」