「おはよっ」

朝教室に入るなり優衣ちゃんが抱き着いてきた。

「おはよう、く、苦し…」

「あ、ごめんごめん」

話してくれた優衣ちゃんは私に屋上に来るように言った。

「わかった」

「んじゃ、先行ってるね?」

私は、急いで教科書を整理して屋上へと向かった。