何度も腕時計を確認するけど、絶対間に合わない…。

初日から遅刻なんて無理!!

早く行かなきゃ!!

ふぎゃっ!!

「うぅ…」

転ぶなんて絶対今日はいいことなんてないよ~…。

「大丈夫?」

「ふぇ?」

急に上から声がした。

「ほら急がないと」

その人は私の腕を掴んで立ち上がらせた。

「ケガはない?」

あ…、この人かっこいい…。

「大丈夫?」

「へ?ぇ、あれ?」

私見惚れてた!!