ガラっ。 『一年教室』と書かれた看板の教室のドアを開けた。 「きゃあっ!!彩月様だわ!」 一人の女の子が甲高い声を出した。 ほ、ほんとに耳痛い…。 「おはよ」 にこっと微笑んで軽い会釈をする相澤君。 辺りを見渡すと男の子が二人、女の子が二人。 そして私と相澤君とで六人ってことか。