モノクロな世界に勢いよく舞い上がるちっぽけな欠片たち。 欠片の大群に皆が足をとめ、まるで今は静止画のようだ。 ――だけど、俺は欠片たちの間から一人の少女を見て息をのむ。 白と黒しか存在しない世界に見た鮮やかな一輪の花のように。 「――星……羅……?」 ……嘘だ……。 あるはずがない。 なのに、何で色付いて見える? 隣で笑うお前がいなくなってから全てがモノクロになったのに。 何でまた現れる……? もう一度目を擦って同じ場所を見たら、もう消えていた。 あぁ、俺の幻覚か――。