去年の学祭……。 去年の秋――。 あれは、本物のStellarの最後のライブ。 走り気味な雅臣のドラムと、 やんちゃに跳ねるような千秋のキーボード、 縁の下の力持ちみたいな智也のベース。 こんなにバラバラなのに、俺のギターという片割れの音も、全ての音が一つになる。 その音に俺の声で歌をのせられる喜びが、どんなに大きかったことか……。 今のこんな俺でも、あのライブのあの感覚は忘れられやしない。 でも、桜は散りぎわが美しいという。 ……そう、あれが俺等の夢の花の散りぎわだった。