LOST MUSIC〜消えない残像〜



「その名前可愛い!」

「決まりだな」


俺等は顔を見合わせ頷き、もちろん満場一致で決定した。


「じゃあ、私がStellarの第一号のファンになっていい?」


少し俯いて遠慮がちに小さくなる星羅。


「ううん、違うよ」


千秋は星羅の肩にぽんと触れる。


きょとんとする星羅に千秋はにやりと笑ってこう告げた――。


「星羅はStellarの一員だよ。ね、みんな」


「ああ」

「決まってんだろ」

「名付け親だからな」


星羅は、立派なStellarの一員だ。


五人でStellar、一人でも欠けたらStellarじゃないんだ……。