「……ーい……おーい」

誰かの声で目が覚める。
目を開けると真っ白な天井が…

「起きた 良かったぁ~ショックで死んじゃったかと思った」

「あっ 私…血…」

「あぁ~ 大丈夫? そんなに吸ってないから安心して」

ハヤトさんはそう言って私が寝ているベッドに座る

「あの…ココ 何処ですか?」

「あ 俺ん家」

顔が赤くなるのがわかった。

「か…帰りますっ すみませんでした…痛っ」

扉を開けようとすると身体に電気が走り座り込む

「ごめんね 痛かった?」

見上げるとハヤトさんが笑っている
その瞳は…

(赤い…)

「優華ちゃんね、この部屋から出ちゃダメなの」

「え…どういう…」

「昨日の…
 あいつもヴァンパイアなんだけど、
 優華ちゃん 
 君は100年に1度と言われる
 すごい血の持ち主なんだ
 優華ちゃんを狙ってる奴は多くて…
 
 だから俺が守ってやる
 って訳♪」

「は…はぁ…」