「大丈夫ですよ。 1000万以内で済みますから」 「じゃあ。 1000万をお手伝いに言って 持ってこさせます」 私は周りにいる お手伝いさんにお辞儀をすると 食堂から出た。 「白雪さま?」 「犬養(いぬかい)・・・ 銀行に行って 今日中に1000万持って来て 大道寺家に納めといて」 私の専属執事に そう告げると 黒いリムジンが待つ玄関まで 歩いた。