次の日、朝起きてウォン先生の“じょしゅ”って人がボクにお薬を持って来た。



「これは秘密のお薬なんだ。」



「どんな秘密なの?」



そう聞くと“じょしゅ”の先生はボクにコッソリ教えてくれたんだ。



「これは“いい子になる”お薬。…皆には秘密だよ?」



これを飲むといい子になれるんだって!



すごいでしょ!?



ボクは嬉しくて苦いのを我慢して飲んだ。




それから新しい“まちがいさがし”をやった。



あのゲーム機じゃなかったからちょっとガッカリしたけど。



「今日の“まちがいさがし”はここに書かれた数字から間違えをみつけるんだ。」




そう言ってウォン先生は二枚の紙をボクにくれた。



その紙には小さい字で数字がいっぱい書いてあった。



ボクはその紙から463コの間違えを見つけた。



でも簡単で退屈だった。



「本当に君は素晴らしい!」




ウォン先生が言うにはボクには、他の人より“きおくのうりょく”が“素晴らしい”んだって。