二度目の今日が始まる。



朝会った彼は全く同じ様子だったが私は彼を問いただしたりしない。




口数もそこそこに彼と別れた。



チラッとその様子を後ろから伺う。




バスケ部の女が彼に歩み寄るのが見えた。




なるほど…そうやって彼に近付いたのね…。




それももうオシマイ。




私の制裁であの女はもう彼に近付けなくなる。




思わず笑みがこぼれた。




「ミチ、何かいい事あったの~?」




「ふふふ…ナイショ♪」



友達にそう言って私は鼻歌混じりに席に着くと、授業の準備をしながらどうやって呼び出そうか考えた。




…とりあえず、彼女を屋上に呼び出そう。



次の時間あの女のクラスは体育だから教室には誰も居なくなり、メモをこっそり置くのは簡単だった。



放課後、彼女を呼び出したのは屋上。



多分、あの女は告白か何かだと思ったんだろう。



私を見て驚くと同時に難色を示した。