「す、すみませんでした」 「でも、待ってたのだって君が勝手に来て待ってたんでしょ??奏を責めるのは間違いなんじゃない??」 「へぇ??君がそれを言う??自分の妹が黙って甘味屋に行ったぐらいでこうやってイライラしてる君に??へぇ」 レオンの瞳が妖しく輝いた。 「君に…」 「珠樹!!」 奏はなおもレオンに楯突こうとしている珠樹の口を全力でふさいだ。 「謝るのは彼にだけ??僕、かれこれ半日待たされたんだけど??」 どうやら自分にも謝れと言いたいらしい。