「いやぁ、本当にすばらしい。総司が連れてきたのがとんでもなく腕が立つというから見に来たんだが…本当にすばらしい!!」
目を異様に輝かせた男が、口を大きく開けて笑いながら言った。
その目の輝きようといったらまるで子供のようだ。
「あぁ、私は近藤勇だ。ここの局長をしている」
目の輝きは子供らしいといっても、ニカッと笑った顔は男らしさをのぞかせていた。
「私は山南敬助と申します。ここの副長です」
こちらは人の良さそうな笑顔を浮かべている。
知的そうな顔立ちで、柔らかい雰囲気が漂っている。
(……良い奴そうなのがいて良かった)
星鈴は心から安堵した。



