「絵を書いてるのか?」




紫翠が奏の絵を覗きこんだ。


それに珠樹が敏感に反応した。




「ねぇ、あにうえ!!おそとにいきたい!!」




珠樹が彼方の袖を持ってせがむ。




「あぁ。奏はどうする?」




紫翠と鈴と話していた奏は、トコトコと歩いてきて、珠樹と手を繋ぎ……




「わたしもいく〜!!」




と言った。


それを見た珠樹は、深い安堵の息をついた。


その様子を三人は訝しげに見ていた。