「そんなこと、絶対にない!」 「今は、な。行くぞ」 「あぁ」 強い風が吹いたかと思うと、二人の姿は消えていた。 「行ったか」 「……」 「楽しめそうだったのになぁ」 その時、奏が気絶し、爺が受けとめた。 「奏様? 奏様!?」 「急いで屯所に! 誰か良順先生を!」 みんなは足早に屯所へ戻った。