そのとき教室内のざわめきがいっそう大きくなった。

担任も驚きを隠せずにいる。

それもそうだろう、なんせいきなり来た転校生が名前も名乗らずに、しかもプロポーズしているのだから。

でも私はこんなことどうでもよかった。ただ、翔が約束を覚えてくれていたことがすごく嬉しかったのだ。

言う言葉は決めていた・・・・・


「はい。ずっと待ってたんだから幸せにしてよねっ。」

END