――ガチャッ。 「総長っ!」 ドアを開けると弥結がいた。 あたしを見て安堵した息を吹いた。 「――……あっ!」 うおっ! いきなりデカイ声を出すからビックリした。 「総長。5代目の顔…覚えてますか?」 唐突の質問に戸惑ったが、ゆっくり首を縦に振った。 「写真かなんかあったら見せてもらえないですか?」 持ってないから首を横に振ろうとして……あっ!と思った。 「情報幹部に聞けばいいかも…」 「あ、そっか」 あたしと弥結は情報部隊がいつもいる、情報部室に向かった。