「総長…1つ、約束してくれますか?」 ソファーから立ち上がってそう言ったのは、総合幹部の照鑼(テラ)だった。 「なんだ?」 「1人でムリせず、ちゃんと俺たちを頼ること…」 総長であるあたしは1人でムリすることがよくある。 それを照鑼はわかってる。 人間観察が得意な照鑼。 だからあたしは照鑼を総合幹部にした。 「……わかった」 「俺たちは純さんの参加を認め、今回は現場に向かわない。総長に従います」 落ち着いた口調で、ハッキリと言った照鑼に弥結が反応した。