火葬場で空に向かって上っていく煙……いや、迅を見上げながらそっと呟いた。 「…迅、ありがとう。あたしも大好きだよ。迅、あなたはあたしの中で…とても大切な人です。 ずっと見守ってて…。 あたしはあたしなりに頑張ります。 あたしがそっちに行くまでしばらくお別れになります。 それまで……バイバイ――」 迅は小さな微笑みを残して、空の旅に出かけていった。