「……愛理、ずっと大好きだ……。ずっと見守ってる…から、誰かと幸せになれよ……っ…。 ありがとな…… 愛してるから…… ずっと――…… 誰かと絶対、幸せになれ…――」 そう言って…迅は静かに息を引き取った。 あたしは迅の名前を呼びながら、泣きじゃくった…。 その日はあたしの誕生日だった。 あたしの誕生日は迅の命日となった。