1年後のある日のことだった。 あたしはある族の総長に捕まってしまった。 そいつは総長のあたしと副総長の迅が付き合ってることを知ってた。 だからそいつはあたしを動けなくして、迅を呼び出して……あたしの目の前で迅を刃物で刺した。 なんとか一命を取り留めたけど、意識が戻らない状態だった。 でも半年前に1度目を覚ました迅。 そのとき迅はあたしに言葉を残した―。