力を振り絞って起き上がる。


あれ…?

どっかで……。





えっ…―――


「……佐倉…愛理……」



つい口に出してしまった。


すると女龍初代総長は、その場を素早く去っていった。



「「総長っ!!」」



他2人も追いかけて行った。




やっぱり女龍初代総長は…愛理だ。



俺が間違えるはずない。


でも確信がないから…翔たちにはまだ言わないでおこう…。



俺は学校で愛理に聞き出すことにした。




このときの俺は、愛理から…


あんなことを聞くことになるなんて…



このときの俺は何も知らなかったんだ――。



 〜蓮次sideEND〜