ベッドに横になっていたら、そのうち寝てしまっていた。


ドアが開く音で目が覚めた。



「ただいま。愛理、大丈夫か?」


「おかえり。体調はまぁ…大丈夫だけど…」




言っても大丈夫?


蓮次はどんな反応する?



「だけど……どうした?」



なるべく優しく聞いてくれる。


あたしは思い切って言うことにした。



「…………………たかも…」


「愛理。聞こえなかった。もう1回言って」



「…………妊娠したかも…」


その言葉に蓮次は固まった。



「蓮次?」


顔の前で手を振ってみた。



「……っあ。それってマジなのか?」