軽業師は新撰組隊士!




沖田は頷いて、確認する。


「あれですよね?牛若丸と弁慶の出会いの話ですよね?」


「あぁ、牛若丸は身軽に橋の上で飛び回って戦ったんだと。」



そして、土方と沖田は
今みんなが注目している二人のうちの一人を見る。

それは、
飛び交いながら戦う一人の少女。




「ま、俺には鳥にも見えるがな。」



組長相手に物怖じせずに向かい合って戦う少女を見て、土方はフッと表情を緩めた。





一方



「くっ…、は…!」


「あれ?もう体力切れか?動きが鈍くなってるぜ。」



楓は息がきれ、体力も底をつき始め、動きにくくなっていた。