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「…えで、……楓!」
「え?あ、はい!」
ボーっとしていた楓を怪訝そうに見る藤堂。
楓は慌てて笑顔を取り繕う。
「スミマセン。藤堂さん。ちょっと考え事していて…。」
「いや、別に良いけどね、僕は。ただ、……」
藤堂は視線を横にずらす。
つられて楓もそちらを見ると
「副長サンがご機嫌ななめなわけよ。」
「…なんか、本当にスミマセン。」
眉をよせ、眉間に皺を作って苛々している様子の土方。
此処は屯所の中の道場で、
稽古をしていた周りの平隊士達は恐れおののいているようだ。
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