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「―――――楓!」
何故、何故、何故
「なんで土方さんが…」
急いできたのだろう。
荒い呼吸をしている土方。
……、死ぬ瞬間は見られたくなかった。
だからこそ、私はアナタについて行かなかった。
「…勝手に、死のうとすんな。」
違う。
「生きたいんだろ、まだ。」
生きたいけど、覚悟はできてます。
「俺は、お前と生きたい。」
私だって…。
「……泣くな。」
刀を握りしめた手に、水滴が落ちた。
――――…生きたい。
まだ、十七年しか生きてないの。
世の中の良いところも悪いところも
まだ何も分かってない。



