少しだけ脱線した話を元に戻し、再び質問してきた土方。 「で、お前…忍か?」 「…私は、軽業師です。」 「軽業って……見せ物小屋とかでやってる芸ですよね?」 沖田の質問に、楓は頷いた。 見せ物小屋とは、サーカスのように、特技をもった人が集まり、観客を魅せる。 「冗談だと思うなら、縄を貸して下さい。」 楓はそう言って縄を要求する。 土方がまだ疑いの目だったからだ。 百聞は一見にしかず。 疑いをかけられるなら、証明すればよい。