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そして、二日後の夜
「………。」
目を閉じても眠れず、襖と襖の隙間から時折射し込んでくる月明かりをボンヤリと見ていた。
昼間の暖色系の光とは正反対の、冷たいが落ち着くそれ。
人も居ないし、少し外に出ようか、と思って襖に手をかけると
「お、楓。起きとったか、良かった。」
「うわぁっ!?お、お父さんか……ビックリしたぁ…。」
僅かな隙間からスルリと室内に克が入ってきた。
「楓。ちょいと着いて来い。」
「え?」
「犯人が、分かったぞ。」
―――――…
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