――ピピピ、ピピピ 「ん…」 あたしは目を覚ました。 《おはよう》 「またいるー。花鈴は何時までいる気なの~?」 《さぁ?》 「何それ?て言うかあたし、まだ花鈴のこと信じてないから」 あたしが言うと、花鈴は笑った。 《桜梨…あなたは、もうあたしの存在を認めてる。あたしのことを、信じてる》