出来た紙飛行機は不格好だったけど頑張って作ったんだし、と飛ばしてみると意外にも綺麗に飛んで行って、一人の男の人に当たった。 「いたっ」 男の人は紙飛行機を開けると吃驚した顔をして、桜梨の乗っている車の方へ走って行ってくれた。 《ょ、よかったぁ…》 あたしはそこに倒れこんだ。 【花鈴side.end】