心配で、


心配でしょうがない。



キョウヘイは今


どこへ居るのだろう。




ただ、待っているだけ


しか出来ない自分に


腹がたった。



自然に涙も


溢れてくる。



泣かないって決めたのに・・・。







「レン!!!!」




「え・・・。」




確かに聞こえたのは


キョウヘイの声だった。



「キョウヘイ?!」



驚いて、振り返る。



少し、足に傷を負った


キョウヘイが


涙をこらえて、


笑顔でそこに立っていた。