いつか、伝えて

「まじでどうしたのよ・・。」



「あははっ、なんでもないから。」



「そっか。」



「うん、あ!ナッチャン。


 ごめん、ナッチャンに話す事あるから


 先行ってて。」




「おう・・。」




ナッチャンを見つけ、


ほっとした。


キョウヘイのそばに


いたらすぐに


泣きたくなってしまう。



「ナッチャンおひさあ。」



「おはよー。」



「あれからどう?」



ナッチャンが控えめに


聞いてきた。



アレとは、



もちろん記憶の事だろう。