放課後は二人で学園長室。
恭が学園長としての仕事をこなす一方で私
はソファーで身体を丸めて見守る。



こうして見つめていても…何も言われない。
私が少しでも見つめていると…イジワルなコトを言うのに。
何も言わず…恭は黙々と書類に目を通す。


「少し…休憩」

恭がデスクの椅子を立って…私の元に来る。


「アッキー…ずっと俺の方ばかり見つめて…
相手にして欲しいの?」


とりあえず…
「にゃ~」と返す。


「可愛いね~♪君も俺の猫になる?」

「!!!?」
また口にチューされる。