友達でいたかったの【短編】


「だから、もう会わないよ。親友も、もうおしまい」

沙羅は妙に大人びた微笑みを浮かべながら軽くうつむいた。


思わず触れてしまいたくなるような髪が真っ赤に染まった頬にかかる。



「でもね、もう会うことなくても忘れたりはしないんだ。こーちゃんのこと。


好きになれてよかったって思ってみせる」