隣のナイト幼なじみはヤンキー

リキはソファから立ち上がると、ゆっくりあたしの方へ歩いてくる。


途端に、ドキッ!と高鳴る胸。


なっ……なに!?


リキはあたしの背後に来ると、肩に手を置いた。


そして、もう片方の手で、本棚から雑誌を取り出した。


「コレなら読めんじゃね?」


「あ……あぁっ、ありがとっ」


雑誌を受け取り、慌ててリキから離れる。








うわ、うわ。


緊張するっ!


普通に渡してくれればいーのに!


やたら顔熱いし、あたし、リキを意識しすぎだよ。


雑誌で顔をパタパタ扇ぐ。


そしたら、それに気付いたのか、リキがニヤッとしながら、またあたしに近付いてきた。


あたしは今度は、さっきまでリキが座ってたソファへと移動する。


「花梨、なんで逃げてんの?」


「にっ、逃げてなんか……」