隣のナイト幼なじみはヤンキー

「つーか、アホ?よくうちの学校入れたな……」


なにそれっ!


リキはあたしから視線をそらすように、ソファの背もたれに頭を預け、天井を仰いだ。


「必死で、勉強したもん。桜太の行ってる学校には、行きたくなかったし……」


「……へぇ」


リキはなんだか気の抜けた返事を返してくる。








「ヤンキー、チャラ男は、ヤダったから」


「ヤンキー嫌い?けど、桜太とは仲良くしてんだろ。こないだだって……」


「桜太は、特別……」


昔から知ってる幼なじみだし、ヤンキーだけど別に気にならないっていうか。


「特別……か」


リキはため息をついて、またあたしの方を見た。


「あっ、だけどね。リキもだよ。ヤンキーでも、いいよ」


坂部さんから助けてくれたリキ、すご~く、カッコよかったもん!