隣のナイト幼なじみはヤンキー

「花梨は……」


「えっ、何っ!?」


突然話しかけられ、過剰に反応しちゃう。


そんなあたしを見て、リキはまたさっきみたいに楽しそうに笑った。


「ハハッ、花梨って……変わんねーな、と思って」


「そっ、そうかな。ちょっとは大人っぽくなったでしょ?」


今日のワンピース試着したときなんて、店員さんに大学生に間違えられたんだから。


「うん。大人っぽくなった」


ドキッ!!






笑みを浮かべるリキにドキドキが止まらない。


「そう……かな。たまに言われる」


そしたら、今度は爆笑されてしまう。


え……あたしそんな変な事、言ったっけ!?


キョトンとするあたしを、リキは笑いながらも必死で開けた片目で見てくる。


「おもろっ……花梨って、やっぱ全然変わってねー」