隣のナイト幼なじみはヤンキー

「なに?……何か期待して、ココ来た?」


「しっ……してないもん」


「そっか。それは残念」


えっ!?何が残念?詳しく聞きたいっ。


けど、リキはソファの肘掛けに肘をついて、ふあぁと小さくあくび。


「……眠ぅ」


えっ、次は眠いの?


なんだかリキに、振り回されてるような……。






「花梨、そんなとこに突っ立つってないでさ。その辺、座れば?」


リキに促され、とりあえずベッドの端に、ちょこんと座った。


リキはソファに座ったまま片足を組み、あたしをじっと見つめてる。


そんなに見られると……照れちゃうっ!


あたしは、時計を見たり、本棚に入ってる本を見たり。


なんだか落ち着かなくって、やたらとキョロキョロしていた。