隣のナイト幼なじみはヤンキー

けど、リキは特に突っ込み入れてくるでもなく、一人がけのソファに座った。


「なんで……って。別に理由なんてねーけど?」


「理由もなくて、入っちゃったの!?」


「まーな。あ、強いて言えば、雷斗がいるし。毎日つまんねーから……かな」


つまんないって。


「リキがヤンキーなんて……意外」


「オレは、花梨がそーいう服着て来た方が意外なんだけど?」


「へっ!?」


「日曜、たまに花梨が出かける姿がこっから見えっけど……いつも、そーいう格好してねーよな?」


うっ……


恥ずかしすぎる。


今日、張り切って来たの、バレバレじゃんかーっ!


かっ、帰りたいっ。


顔が赤くなるのがわかる。


そんなあたしを見て、初めてリキが、楽しそうに笑った。