隣のナイト幼なじみはヤンキー

リキの部屋……昔と全然違う。


勉強机はなくて、座り心地のよさそうな一人がけのソファとサイドテーブル。


あとは、本棚とチェストとベッド。


……なぁんか、モデルルームみたいな部屋だし。


部屋に入ると、リキが部屋のカギを閉めた。


ドキッ!







っていうか……。えっ、なんで!?


リキを見ると、なに食わぬ顔であたしを見ている。


意識するあたしが変!?


心臓はバクバク。顔がだんだん熱くなってくる。


「花梨、今ちょっとビビったろ」


リキはフッと鼻で笑うと、そのまま部屋の奥へ入ってく。


「ビビってない……し。ねっ、ねぇ。リキは……なんでヤンキーになったの?」


かなーり、ビビってるけどね。


カミカミだし、最悪。