隣のナイト幼なじみはヤンキー

「花梨~っ!」


「夢っ!」


夢があたしにしがみついて、おいおい泣き出す。


「……おい、後でやってくれる?」


夢とあたしの体重を支えたリキは、鬱陶しそうな声でボソッと呟く。


そのうち雷斗さんもいることに気がついた。


雷斗さんは、地面に伸びた坂部さんの顔を、しゃがんでのぞきこんでいた。


「あれ~。オレ、こいつ知ってる」


「オレも知ってる。……花梨を襲った張本人だよな。今はとりあえず気絶してっけど、あとでボコボコにしてやる」


「リキっ!そんなのダメだよ……」


「オレの気がおさまんねーんだよ。こんなヤツに、触られたとか……考えただけで、ムカムカする」


リキは悔しそうに顔を歪めると、あたしをギュッとしてくる。


「……ズルい。最初で最後だって言ったくせに」