隣のナイト幼なじみはヤンキー

こんなとこで、負けるわけにいかない。


意識をはっきりさせようと、軽く舌を噛んでみるけど


……やっぱり、だんだんと意識が朦朧としてくる。


あたし……このまま?


苦しい中、耳鳴りがしてきて、頭の中で色んなことがフラッシュバックしてくる。


軽くパニックになってて、今起こってることと、どっちが現実なのかわからなくなる。


そんな時、誰かがあたしの体を持ち上げるのがわかった。


……これは、記憶の方?


それとも……現実?


坂部さんがあたしを車に乗せて、どこかに連れて行くつもりなのかな……。


もう、何も考えられないよ……。


「……息はしてるな」


……え?


あたしを抱えている人の胸元が視界に入ってきた。


気絶寸前だったからか、まだ視界がぼやけてる。