隣のナイト幼なじみはヤンキー

「ま、心配すんなよ。捕まんないよーにやってっから」


「リキ……あたしにできること、ない?」


「……ないだろ」


さっきからリキはずっと無表情。


あたしとは目も合わせないし、すごく冷たい。


だけど……つい最近まで優しくされてたから、まだ信じられないよ。


「あたしが止めても……無駄なんだ?」


「だな……。花梨は、桜太とままごとでもやってろよ」


「ままごと!?」


「お前ら、ガキっぽいっつってんの。オレ、あーいうなぁなーな感じが、一番苦手」


ガキ……。


確かにね、あたしはお子様かも。リキみたく、なんでも器用にこなせない。


すぐムキになるし……子供っぽい。