隣のナイト幼なじみはヤンキー

「ワガママだもんっ」


「ガキ……」


「知ってるっ」


「……はぁ」


リキはため息をつくと、あたしの手首を軽く握る。


「……これ、痛むか?さっきはウチのヤツが痛め付けて悪かったな。オンナには手ぇあげんなっつってたんだけど」


「こんなの全然痛くないよ?」


リキ、やっぱり優しいんだよね。


あたしを完全に突き放したりしない……。


安心したその時、リキがボソッと呟いた。