隣のナイト幼なじみはヤンキー

「彼女の夢と、その友達の花梨ちゃん」


「初めまして。坂部誠です」


きゃっ。名前さえも、完璧に聞こえちゃう。


誠さんかぁ~、なんだか誠実そうっ。


「ここ、座ってよ」


坂部さんは、あたしにイスを引いてくれると、ニッコリと微笑んだ。


あたし……ニヤけてしょーがないんだけど。


理想通り?


大学生で、なんだか大人な雰囲気だし、紳士的で爽やか。


いいかもっ!


4人で色んな話をしながら食事してるうちに、窓の外がだんだん色付いてきた。


山の上だし、ここから見る夜景って綺麗だろうなぁ……。


そんなことを思っていたら。