隣のナイト幼なじみはヤンキー

「今、見られてないし?」


そーいう問題じゃないっ!


それに、リキが見てたら大変だし……。


リキのウチをチラッと見るけど、玄関ポーチの明かりも消えたまま。


多分……まだ、帰ってないんだね。


どこ行ったのかなぁー。


「じゃ、オレからいっちゃお」


……へっ?


リキのこと考えてボケッとしてたら、遊くんがあたしを抱きよせ、強引に唇を奪った。


「……ん、ん~っ!!?」


って言っても、頬に唇を無理やり押し付けさせられただけなんだけど。


「いただき~っ。花梨ちゃんが早くしないからだよん」


何かのゲームを終えたように、楽しそうにクスクス笑う遊くん。