隣のナイト幼なじみはヤンキー

「ありがと!助かりました~」


遊くんのバイクから降りて、ペコリと頭を下げる。


遊くんも一応バイクを停め、あたしの前に立った。


「いーえ。また遊ぼーね。昨日花梨ちゃんおぶった時、ずっとオレの背中にしがみついてたよ?」


「遊くんがおぶってくれたの!?」


「他に誰がいると思ってんの?女顔だけど、力はあるよん。花梨ちゃんぐらいなら、軽々!

それよりさ、お礼はココにして?」


うわ、また出た!


遊くんの、キスして!アピール。


頬をあたしに突きだし、ニッコリ笑ってくる。


「キスは……困る。あたしね、彼氏がいるから」