隣のナイト幼なじみはヤンキー

遊くんはニコニコ笑いながら、あたしの二の腕を掴んでくる。


……びっくりしたぁ。


「あ~、プニプニ気持ちい」


ついでに、二の腕を触ってきた。


「ちょっ、やめてぇ!?」


「アハハ、ゴメンね?」


ニコッて首傾げて笑顔見せられると、悪意ないのかなぁ……って思って許せちゃうから不思議。


これが桜太だったら、変態~!って言ってるかもしれない。


リキなら……?


リキは、こんなことしないかぁ。


「バイク持ってくるまでウチにいて。5分で用意すっから」


答える間もなく、遊くんは玄関から出て行った。